富士フイルムRIPCORD合同会社
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ナレッジ共有による業務生産性向上に向けた融資稟議情報の利活用支援

大型インフラ整備や資源開発のプロジェクト型融資に関する改善事例です。

このお客様では個々のプロジェクトの案件個別性が高いことから、過去の資料を参考にして新規の業務を行う必要があり、過去のプロジェクトへの追加融資においては折衝記録を調べて慎重に調査を行うことが必須となります。

しかし、これらは数万冊におよぶ膨大な資料ファイルに綴じられて保管され、新任職員では必要な情報へアクセスできないことが、業務生産性向上や即戦力化に向けた大きな課題となっていました。

稟議システムの導入も予定されていましたが、業務ナレッジの源泉である稟議書や関連資料がアナログのままでは、システム化しても必要な情報へアクセスできない状況は変わらず、これらの大量に保管された資料のデジタル化が必要不可欠でした。

蓄積された関連資料は約3,000万枚にもおよび、その中には多種多様な文書フォーマットが存在していました。
従来のスキャニングや、人手による属性情報入力ではデジタル化を完了するまでに膨大な時間を要する状況でしたが、ロボティクスによるイメージデータ化工程の自動処理、帳票自動分類による文書フォーマットごとの効率的なOCR、システム判定による品質確認により、高品質かつ短納期でのデジタルデータ化を実現。お客様課題の即時的な解決をご支援しました。

過去の融資関連情報を単にデジタル化するだけでなく、稟議起案担当者がどのように検索を行うか、どのような属性取得が合理的か、など情報閲覧ニーズを収集し、活用に向けたコンサルティングを実行。
実務で活用可能な属性情報を策定、データを生成し、文書管理システムへ連携することでナレッジ共有、業務効率化に貢献した事例です。